砂川隆久さんがNHK千葉放送局のFM放送「まるごと千葉60分」に出演



 (千葉)十一日、平良市下里出身で成田市在住の砂川隆久さん(67)がNHK千葉放送局のFM放送「まるごと千葉60分」に出演し、「インド式を超えた! 二桁掛け算の暗算術考案」と題し、砂川さんが考案したパイナ算を披露した。同番組では様々な分野で活躍する「千葉の人物」にスポットをあてており、今回は北林きく子キャスターとともに左右の半身と両手の指を使う「人間そろばん」やメロディーに合わせて歌うなどユーモアあふれる放送となった。番組中、砂川さんは「難しいと言われますが、最初の一歩を踏み出せば面白くて大変有益な宝庫を体感できるはず。将来は日本に普及して日本の文化になってほしい」と話した。

 砂川さんは北海道大学工学部を卒業後、2006年まで中東や東南アジア、旧ソ連などでエンジニアとして勤務。今回はパイナ算を考案するきっかけになった中東での体験に加え、名前の由来にパイナガマビーチのことなども語った。またパイナ算で使われる「狩俣ぬいさみが」のCDを流すなど、宮古島のPRもたっぷりと行った。

 番組終了後、砂川さんは「分単位進行する生放送なので緊張した。北林キャスターがリードしてくれたので話しやすかった。これからは千葉をはじめ宮古の子供たちにも伝えていきたい。呼ばれればどこでも講演にいきたい」と語った。北林キャスターは「反省点はありますが、砂川さんという人への興味深さは伝わったのではないかと思う。私自身「パイナ算」を勉強しなおして、またもう一度ご出演いただきたい」と話した。

 砂川さんが自費出版した「万能!2桁暗算 簡単!単位換算 砂川式パイナ算」は1995円(税込み)。問い合わせは丸善プラネット03(3272)0521、ファクス03(3272)0693。 (東京・菊地優子)※注:砂川隆久さんの「隆」は、「隆」の中の「生」の上に「一」